コンピューターに人の言葉は通じない

パソコンなどのコンピューターには、人間の言葉は通じません。

すべての情報を、こんな感じの0か1だけで構成されているデータに置き換えてあげないと、理解できないのです。

ですが、人間が自らの手でコンピューターが理解できるように0と1だけでデータを作るのは、至難の業です。

これを解決するために、こういったプログラミング言語があるのです。

プログラミング言語を使って、コンピューターにやらせたいことを書いて実行すると、アプリがデータを0と1に変換したり、命令を実行したりします。

そこで、注意も必要です。
プログラムの書き方(文法)に間違いがあれば、コンピューターは動いてくれないので、プログラムを直すことができますが、
人間の常識から考えて間違っていても、プログラムの書き方(文法)に間違いがなければ、プログラムは動いてしまうのです。

例えば、
「100円のチョコレートを1個買う」というようなプログラムを書くつもりが
「1円のチョコレートを100個買う」と書いてしまうと
コンピューターは何の疑いも持たず、その通りに動いてしまうのです。

そういう間違いをした人の例がコチラ。

こういうこともありました。

2005年12月8日午前9時27分56秒、みずほ証券の担当者はその日に東証マザーズに新規上場したジェイコム(現ライク)株について「1株61万円」の売り注文を「61万株1円」と誤発注した。使っていたのは東京証券取引所(現日本取引所グループ)の株式売買システムだ。

また、コンピューターはあいまいな命令を受け付けてくれません。
「ちょうどいい個数を、いい感じで買っといて。」 ではダメで
「10個をこのクレジットカードを使って、一括払いで買う。」 
という命令は具体的なのでOKなのです。

「あれれ?ところで、会話できるスピーカーが売ってるけど、あれはコンピューターじゃないの?」と思った方。

鋭いですね。
でも、あのスピーカーも上記の例に漏れずコンピューターなんです。

マイクで受け取った音声を文章に直して、この文章の内容を判断して、最適な回答をしたり動いたりしています。