技術革新に合わせ教育革新が急務というお話
自動車が発明されたのが1769年。
江戸幕府が大政奉還した時期よりも100年くらい前です。
初めは蒸気機関で動くものだったそうです。
次に生まれたのが電気自動車。
1873年。日本は明治時代に入って少し経った頃です。
ガソリン車よりも先に電気自動車が生まれていたなんて、ちょっと意外ですね。
それから、現在(まだまだ)主流となっているガソリン車が1886年に登場しました。
こうした技術革新の裏では、これまで労働力として用いられてきた馬や牛が用いられなくなっていき、馬具製造業という職業は激減しましたが、代わりに自動車整備士という仕事が生まれました。
現在でも技術革新は進んでおり、例えばコールセンターのお客様対応や金融資産の取引には
AIやチャットボットが活用されつつあります。
Symphony VenturesのIan Barkin氏は、次のように述べています。
高い技術を必要としない雇用がロボットに置き換わっていくというのであれば、人びとはデザイン思考・創造性・分析・プログラミングなど、ロボットには模倣できない部分を伸ばしたり、高い技術を身に付けたりする必要があります。そのためには教育改革が急務です。
テクノロジーによって雇用枠が削減される可能性はありますが、必ず雇用が減ると決まったわけではありません。
これは私たちにとっていい知らせでもあります。
AIやロボットが活躍することが前提の社会の中で、私たちはまだ多く残されている課題の解決に向けて、より効率的に働いていかねばならないと思います。
なので、昔の漫画に出てくる未来人のように、銀色の全身タイツを着て遊んで暮らせる日が来るのは、もっと当分先でしょうね。